IT部門の抱える課題
課題01ITプロジェクトを上手く推進することができない。
- 想定される原因
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- 実行計画がない/現実的ではない。
- プロジェクト進捗状況が可視化されていない。
- ベンダーを上手くコントロールすることができていない。
- ユーザーの要望をコントロールすることができていない。
- 経営者がプロジェクトを支援していない。
処方箋
- プロジェクトスコープや役割分担の明確化にし、現実的なプロジェクト計画を策定する。
- プロジェクト推進のために必要な道具(WBS・課題管理表など)とプロセス(会議体・意思決定プロセスなど)を定義し導入する。
- 要求管理や変更管理のルールを策定する。
- 経営者が全社的に重要なプロジェクトであることを社内に通達する。
課題02IT人材が不足している。IT人材を育成できない。
- 想定される原因
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- プロジェクト計画時のリソース見積もりの精度が甘く、必要なスキルを持ったリソースを確保するための予算が確保されていない。
- ベンダーに依存しており、過度に受け身になっている。
- プロジェクトマネジメントを行う人材を育成する仕組みがない。
- 教える側のリソースが少ない。(手一杯になっている)
処方箋
- プロジェクト計画時に必要なリソースを明確化し、社内外からの調達を想定した予算を確保する。
- 必要なリソースを必要な期間だけ外部調達する。
- ベンダーとの役割分担を明確化にし、またパフォーマンスを定期的にモニタリングする等して、ベンダーを能動的にコントロールする。
課題03IT環境を改善したいが、どこから手をつけていいかわからない。
- 想定される原因
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- 現在のIT環境を把握することができていない。
- 問題とその重要度を把握していない。 (インシデント管理)
- ニーズやシーズを捉えられていない。
処方箋
- IT環境を可視化する。
- 課題優先度付け指標の策定。
- IT案件としてリストアップし、優先度が高いものを企画化する。