株式会社CDG様導入事例

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iPaaS(Workato)導入事例

「既に数多くのクラウド・アプリケーションとのコネクターを持っていたので、業務効率化や作業の自動化に使える」

比較した他社サービスは、弊社が連携させたいアプリケーションに対応していませんでした。 弊社の期待する要件を満たしたサービスは Workato だけでした。

「売れる仕組みづくり」と「売るための戦略づくり」を得意とする株式会社CDG(東証一部:2487)の情報システム課 岸竜二様、早坂哲耶様に、Workatoを導入した背景をインタビューしました。

CDGは、積極的にクラウド活用

貴社はどのようなビジネスを行っていらっしゃいますか。
弊社には 3つの柱があります。1 つ目から「マーケティング・コミュニケーションサービスの提供」、「セールスプロモーションの企画立案・実施」、「顧客の営業活動全般におけるソリューションの立案・実施」です。店頭でのイベント運営やノベルティグッズ製作、コンテンツ発信などのプロモーション活動を、企画・開発から製作・運 営までトータルサポートしています。デジタル面からもアプローチしており、LINE上で完結できる店頭販促ツール”SPコネクト”といったサービスもあります。40年以上に渡って築き上げてきたネットワークがあり、ビジネスパートナーは約1,000社、顧客は2,000社を数えます。
情報システム部門の体制と役割について教えて下さい。
役割は、経営戦略並びに ユーザー部門からの改善要求を把握し、情報システム及び情 報インフラに関わる仕組みを開発・導入することです。情報システムの安全性と信頼性を確保するために保守・運用及び管理を適切に行うことも、入力情報の完全性や正確性、正当性を確保する対策を講じることも重要な役割です。
社内のアプリケーションは、何割がクラウド化されていますか。
基本業務は全てクラウド化しており、全体では9割以上だと 思います。利用しているクラウドサービスには、Gsuite, NetSuite, Box, Office365, iCharts,OPRO,AdobeCCなどがあります。
Workatoの導入を検討した背景には、それらのクラウドサービスを連携させる必要性があったのでしょうか。
今までは、単一アプリケーションで業務が完了させていまし た。しかし、異なるアプリケーションの情報を他のアプリケーションで共有し、効率よく業務を行いたいという強い要望がユーザーからあがりました。クラウドサービスを連携させることで業務が効率化されるだけでなく、新たな業務の仕方が創造されるのではないかと考えたからです。
具体的にどのような連携を考えていましたか。
プロジェクト別採算管理を導入するにあたり、人件費の紐づけを簡易的に行うためにGoogleとNetSuiteのカレンダーを同期させる必要がありました。その実現方法を探しておりました。社員はどちらかのアプリケーションにスケジュール 登録しており、一元管理できないことが課題でした。

「類似サービス10社の中からWorkatoを選択 」

Workato以外のサービスも検討しましたか。
はい、ネット検索して10社の類似サービスをリストアップしたと思います。実装がクラウド・ネイティブであることは 必須条件だと考えていました。他社の中にはソフトウェアをAWS上に導入しただけのサービスもありましたが、それはクラウドサービスと言えませんよね。
Workatoを採用することにした決め手は何ですか。
Workatoは、既に数多くのクラウド・アプリケーションとのコネクターを持っていましたので、「業務効率化や作業の自動化に使える」と将来性を感じました。比較した他のサービスは、弊社が連携させたいアプリケーションに対応していませんでした。結果、弊社の期待する要件を満たしたサービ スはWorkatoのみでした。
米国ベンチャー企業のサービスであるWorkatoを採用するにあたり、不安はありませんでしたか。
Workatoは既に海外で実績がありましたし、日本でのコンサルティング・パートナーであるアーケイディアさんが検討段階から支援してくれたので、特に不安はありませんでした。米国企業のサービスの方が新しい技術への対応が早く、弊社の「クラウド・ファースト志向」にはとても都合が良いとも考えました。

実際のWorkatoの画面

Workatoは導入・運用のハードルが低い

PoC(実効性検証)はスムーズに進みましたか。
はい。初回の打合せの時に、Google SuiteカレンダーとNetSuiteカレンダー双方向を同期させたい旨をアーケイディアさんへ伝えました。すると、翌週の打ち合わせの時には、 基本的な動作とデモを見せてもらえました。あのスピードに は驚きましたね。
その後、テスト環境を使って、動作確認やパフォーマンスの 確認を行いました。動作確認中に新たな要望や課題が浮かび上がりました。
Workato のレシピを実際に作成してみて、貴社の力で運用できると思いますか。
Workato は、プログラミング知識・経験を持たない人でも利用できるよう、マウス操作と値の入力だけでレシピを完成させることができるのでとても簡単です。既存のレシピを流用できるので、他のアプリケーションも容易に統合し、運用も容易で、事業部門でも対応できそうです。
しかしながら、事例の無い新たなアプリケーションのレシピ を作成する際は、コネクター開発や利用できるトリガーにも制限が出ると思うので、その時には、アーケイディアさんのサポートに期待しています。

他のクラウドも容易に統合

Workatoを導入してから1ヶ月が経ちました。導入効果を実感していますか。
第一ステップである Google と NetSuite のカレンダーをスムーズに同期させることができたので安心しています。今後の他のアプリケーションとの連動も期待しています。
アーケイディアに期待することは何ですか。
プロフェッショナル・サポートについてはとても期待しています。また、海外や他社でのWorkato活用事例をどんどん紹介してもらいたいです。そうすればWorkatoの活用の幅が広げられると思います。
今後、連携させたい業務アプリケーションやプロセスが あれば教えて下さい。
まずは、NetSuiteとbox、NetSuiteとGmailを連携させたいと考えています。Workatoは接続先が豊富なので、やりたいことのアイデアがどんどん膨らみます。
また、他のアプリケーションログインせずとも、ビジネス用メッセンジャーアプリでアクションをさせるボット活用も検討したいです。そこでもWorkatoが活躍してくれるのではないでしょうか。

2018年6月18日インタビュー実施 【文章作成:ライター 伊藤祐介】

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